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ノーベル化学賞に鈴木名誉教授と根岸氏 (1/2ページ)

2010.10.6 18:55
このニュースのトピックスノーベル賞
ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場前で記者の質問に答える鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場前で記者の質問に答える鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大

 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、北海道大名誉教授の鈴木章氏(80)と米パデュー大の根岸英一氏(75)ら3人に授与すると発表した。

 受賞理由はパラジウムを触媒とする「クロスカップリング」と呼ばれる有機合成法の開発。鈴木氏らが見いだした合成反応は、有機合成化学に飛躍的な進展をもたらした。

 日本人のノーベル賞受賞は08年の小林誠、益川敏英、南部陽一郎(物理学)、下村脩(化学)の4氏以来で、米国籍の南部氏も含めると計18人になった。化学賞は7人となった。

 1970年代末まで、有機物同士を組み合わせて新しい化合物をつくり出すことは、非常に難しかった。

 鈴木氏は63年から65年にかけての米国留学で、後にノーベル化学賞を受賞するパデュー大のH・C・ブラウン教授のもとで、有機ホウ素化合物の合成についての研究に従事。

 帰国後、有機ホウ素化合物を利用した合成反応の研究を続け、北大教授だった79年、パラジウム触媒と有機ホウ素化合物を使い、有機化合物同士を自由自在にねらい通りに結合させられる「スズキ・カップリング」を発見した。

≪産経新聞号外≫ ノーベル賞に鈴木・根岸氏(PDF)

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ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場前で記者の質問に答える鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大
ノーベル化学賞の受賞が決まり、電話で話す根岸英一米パデュー大特別教授=6日、米インディアナ州の自宅(AP=共同)
鈴木章・北海道大名誉教授
ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大学の根岸英一特別教授=(岡山大学西原康師教授提供)
6日、ストックホルムでノーベル化学賞の受賞者を発表するスウェーデンの王立科学アカデミー。スクリーンには(右から)鈴木章氏、根岸英一氏の写真が映し出された(AP)
6日、ストックホルムでノーベル化学賞の受賞者が発表され、スクリーンに映し出された(右から)鈴木章氏、根岸英一氏の写真(AP)
ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場に到着した鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大
 ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場に到着して関係者(左)に迎えられる鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大
ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見場に到着した鈴木章・北海道大名誉教授=6日夜、札幌市北区の同大

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